自家製本

色稿を頂いたので自家製本してみた。
製本は前から良くやっていて機械紀行では
仮本を六冊位作った。自身の画集も製本して
作ってある。覚えておくと資料整理に便利だ。
さて、製本だが製本機も売っているが少々
高い。それに本の大きさ、厚さに対して
多少制限があったりもする。
数を作らないのであればこの方法は簡単だ。

左はキッチンペーパー
隣のロウソクみたいな物はホットスティック。
これが今回の主役。熱で溶ける接着剤だ。
まずはスティックを板状に伸ばす。
キッチンペーパーを被せアイロンで押し伸ばす。
アルミの板は厚さのガイドだ。厚紙でも良い。
二ミリ程度の厚さに押し伸ばした。
切って使うので形はどうでも良い。
これが本のページを綴じるのだ。


本の厚さよりもわずか狭くカット。
これを画用紙を切って作った背当てに入れる。
(写真中央)
これだと本の大きさ厚さに完全に対応できる。
この点が自家製本のメリットだな。
後はこの背当てを右の束ねた本の背に被せる。
その前に束ねた本の背にはミニノコで刻みを
入れておく。ページの接着面積をかせぐ為だ。
後はアイロンで背当てを完全に接着させる。